총정치국 적공부
第563軍部隊
総政治局敵工部(敵軍瓦解工作。通称「563部隊」)は、平時は、労働党統一戦線部の統制を受け、韓国軍兵士との接触工作、拉致、越北の工作、非武装地帯での拡声器放送、出版物配布を行い、戦時には、占領地域での住民対策事業、反動分子の摘発、韓国側の力量測定を行なう。
■組織
北朝鮮の対南心理戦遂行機構図
総政治局敵工部の組織
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器具大隊:2個大隊。各大隊は、3個中隊から成る。 |
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器具中隊:軍団政治部敵工部の作戦統制を受け、ビラ作戦を実施する。 |
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敵工放送局:平時は、軍団政治部敵工部の指揮を受け、戦時には、師団政治部敵工部に配属される。 |
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放送哨所:前方師団地域に108ヶ所。拡声器放送を実施。 |
附属機関
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七星貿易会社:外貨稼ぎ会社 |
軍内の組織
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軍団政治部敵工部:器具中隊と敵工放送局の指揮・統制 |
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師団政治部敵工部 |
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敵工組:視覚媒体及び対面作戦の実施 |
■対南心理戦
拡声器放送は、前方放送哨所から実施し、ビラ作戦は、敵工部の指揮を受ける軍団政治部から器具中隊を通して実施し、視覚媒体及び対面作戦は、師団政治部敵工部により実施されている。
北朝鮮は、前方師団地域に計108ヶ所の拡声器放送哨所を設置して金日成、金正日偶像化と北朝鮮体制の優越性、韓国体制に対する誹謗、反政府闘争扇動等、25件内のプログラムにより少なくて2回、多くて7回ずつ反復し、一日平均9〜14回ずつ放送を実施している。しかし、放送装備の老朽化及び電力不足により放送時間が漸次減少する趨勢にある。
北朝鮮は、11ヶ所の散布基地を利用し、年間1億6千万余枚のビラと宣伝冊子を首都圏地域、前方地域、後方地域に散布しており、内容別には、特定人物及び対南誹謗、北朝鮮体制及び金父子偶像化に比重を置いている。しかし、最近の北朝鮮の深刻な経済難を反映するように散布量が漸次減少趨勢にある。
北朝鮮は、前線地域の視覚媒介物として電光板、立看板、石文字等、500余個を設置している。これらの視覚媒介物の内容は、「南朝鮮は、米国の植民地」等の反政府内容、「軍服務反対、過酷行為反対、国軍は米帝の玉避け」等の反軍内容、「無料教育、無償治療、主体思想」等の体制宣伝、金正日偶像化、「自由往来、反戦反核」等の偽装平和で構成されている。
■板門店政治部敵工課
北朝鮮軍は、板門店共同警備区域(JSA)に勤務する韓国軍将兵を包摂、情報を入手し、除隊後にも接線工作を通して固定間諜として活用するため、板門店代表部政治部敵工課に2個の対南工作組を運営している。
各工作組は、組長(中佐)・副組長(少佐)・組員(尉官)等、5〜7名で構成されており、組長は韓国軍将校と中士を、副組長は中士と兵長を、組員は士兵を各々接触対象にしている。
工作組は、韓国軍と接触する前に、「工作計画書」と作成、予め工作対象を定めた後、主として夜間を利用して接触して、個別工作のみならず、集団工作活動も行っている。
最終更新日:2003/11/04